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九州産業大学芸術学会研究報告(Kyushu Sangyo University Research Reports of the Faculty of Arts(vol.38-)) >
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タイトル: 寛文期から享保期における柿右衛門様式の変遷と狩野派との相関性
その他のタイトル: A historical study of Kakiemon-style porcelain design based on the Kano-style in the Kanbun ~Kyoho Period (1661-1736)
著者: 朴, 泰成
Park, Tae-Sung
九州産業大学芸術学部造形表現専攻
発行日: 2007年
出版者: 九州産業大学芸術学会
抄録: 本論文は、柿右衛門様式を他と区別し特徴づける最も重要な要素として文様・構図を挙げ、寛文から享保期(1661~1736年)における柿右衛門様式のその源を明らかにすることを目標としたものである。柿右衛門様式の和様化過程の中でも、御用絵師の描いた書院の襖絵や屏風絵などに取材したものも多く見られ、和様化の要因として絵画の役割は欠かせないものであったと思われる。特に当時活動した画派の中で、画壇を支配していた狩野派から影響を受けたということは、十分に考えられることである。このことを踏まえて本研究では、典型的な柿右衛門様式の出現の契機として狩野派の文様要素を挙げ、柿右衛門様式における狩野派の役割について研究を行った。その結果、狩野派の中でも特に柿右衛門様式に直接的な影響を与えたと思われるのは、狩野元信の画業と京狩野派の作風ではないかと推論された。
URI: http://hdl.handle.net/11178/7621
出現コレクション:第38巻

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